厚生労働省HPでは、労働基準関係法令違反で送検された会社名などが公表されています。
令和元年7月に違法な残業で送検された会社は
■(有)和楽 湯の家旅館 (栃木県日光市)
労働者1名に、36協定の締結・届出を行わず、違法な時間外労働を行わせた
→労働基準法第40条違反でR1.7.8送検
■(有)味万 (大阪府枚方市)
労働者1名に、有効な36協定の締結・届出なく違法な時間外労働を行わせた
→労働基準法第32条違反でR1.7.23送検
■(株)ありがとうサービス (愛媛県松山市)
労働者14名に、36協定の延長時間を超える違法な時間外労働を行わせた
→労働基準法第32条違反でR1.7.26送検
などです。
出典:厚生労働省労働基準関係法令違反に係る公表事案(平成30年8月1日~令和元年7月31日公表分)
残業代を払えば、誰でも残業させていいわけではありません。
・有効な36協定の締結・届出がされている
・採用する時、労働契約などで残業や休日出勤があることを了承している
・36協定の「残業が必要な事由」であれば残業させることができると就業規則に規定されている
などの条件を満たさなければ、残業できません。
今年4月から、大企業は残業時間の上限が法律で規制されています。
中小企業は2020年4月1日からですが、早めに残業の削減に取り組みましょう。
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タグ :#36協定#働き方改革#残業#残業時間上限規制#残業規制