厚生労働省HPで「平成30年度過重労働解消キャンペーン」で実施された重点監督の結果が公表されました。
◯重点監督が行われた事業場
過労死の労災請求のあった事業場など 8,494事業場
→このうち5,714事業場(全体の67.3%)で労働基準関係法令違反
◯主な違反内容
・違法な時間外労働 2,802事業場(33.0%)
→このうち時間外・休日労働が最も長い労働者の時間数が月80時間を超えるもの 1,427事業場(50.9%)
・サービス残業 463 事業場( 5.5%)
・過重労働による健康障害防止措置が未実施
778事業場(10.2% )
となっています。
出典:厚生労働省HP平成30年度「過重労働解消キャンペーン」の重点監督の実施結果を公表
働き方改革関連法が始まり、法律で残業(時間外労働)ができる時間の上限(限度時間)は
(1)原則
1カ月45時間以内、1年間360時間以内
(2)例外
臨時的に特別な事情があり労使の合意がある場合は
1年間720時間以内
1年間720時間以内
となっています。
そして(1)、(2)両方とも
・「月の時間外労働+休日労働」≦2~6ヶ月平均80時間