厚生労働省HPでは、労働基準関係法令違反で送検された会社名などの情報が、毎月更新されています。
令和2年8月に違法残業(時間外労働)で送検された会社は
■(株)奥岡技研(三重県鈴鹿市)
有効な36協定の締結・届出を行うことなく、労働者1名に違法な時間外・休日労働を行わせた
→労働基準法第32条違反でR2.8.25送検
■阿蘇農業協同組合(熊本県阿蘇市)
労働者1名に、36協定で定めた延長時間を超えて違法な時間外労働を行わせた
→労働基準法第32条違反でR2.8.17送検
などです。
出典:厚生労働省労働基準関係法令違反に係る公表事案(令和元年9月1日~令和2年8月31日公表分)
「残業代を払えば、誰でも残業させていい」というわけではありません。
■ 有効な36協定の締結・届出がされている
■ 36協定の「残業が必要な事由」であれば残業させることができると就業規則に規定されている
■ 採用時に、労働契約などで残業や休日出勤があることを労働者が了承している
などの条件を満たさなければ、残業させることができません。
2020年4月1日から中小企業も、残業時間の上限が法律で規制されています。
(研究・開発業務は、上限規制の適用除外、建設業・自動車運転業・医師など一部の業務は2024年4月から)
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タグ :#働き方改革#残業#残業時間上限規制#残業規制